武蔵野美術大学の授業で行った
大学生たちによるアイディアソン
今回は、〜アイディア発表篇〜
前回の軽いおさらいをします。
テーマは、
「BBハッカソンで使用した、5つのテクノロジーの中から一つを選び、アイディアを考えてもらう」
BBハッカソンで使用した5つのテクノロジーは、
・RING
・Apple Watch
・フェイストラッカー(顔認識)
・Arduino
・Drone
です。
ではでは...学生たちはどんなアイディアを思いついたのでしょうか。
【1】外出時の不安解消
●RING
いざ外出しようとした時、火が消えているか。クーラーを消したか。
心配になることはありませんか?
しかしそんな不安を、RINGを使ってひと振りで管理できるような All OFF機能がついていたら、そんな心配を解消してくれる!
RINGを使用したAll OFF機能の管理システム。
【2】見守るくん
●Arduino
赤ちゃんのおしゃぶりにArduinoを仕込み、そのおしゃぶりで赤ちゃんの温度を感知し平熱より温度が上がったときに、スマホなどにお知らせが届く。
赤ちゃんの体調管理をしたいが、ずっと赤ちゃんにつきっきりは難しい。
そんな悩みを解決してくれる。
【3】勤労感謝の日キャンペーン。疲労感謝の日
●顔認識機能
疲れているから特急に乗りたいサラリーマン。
そんなサラリーマンの顔を認識し、疲労度を判断。
その疲労度により、特急券の値引きをしてくれる。
【4】バードローン
●観光地の自撮り棒が問題になっている現在、自撮り棒を使わないで代わりに撮影をしてくれるシステム。それが、バードローン。鳥型のドローンを観光地で飛ばし、そのドローンが上空から記念撮影をしてくれるシステム。
撮影した素材は、鳥の巣箱の形をしたプリンターに転送され、そこから写真をプリントすることができる。その写真にはQRコードがプリントしてありデータとして読み込むことも可能。そこからSNSで拡散することもできる。
など...
短時間の中でアイディアをまとめたことはもちろん。
アイディアに対するタイトルをちゃんと考えていることや、
プレゼン用の資料シートを作り、素敵なプレゼンをしていくグループがあったり、SNS拡散の流れを考えていたり...
他にも、大学生ならではの面白いアイディアがいくつもありました。
ここですべて紹介しきれないのが残念ですが...。
普段わたしたちは、制限のある中でアイディアを出していきますが、何にも縛られず自由な発想でアイディアを生み出す学生と交流することは、より広くアイディアをだすための初心に帰ることができる場となりました。
普段テクノロジーに触れていない学生の子たちでも、アイディアハッカソンという場があることで、今の世の中、どのようなテクノロジーが出て来ているのか、そのテクノロジーを使えばどんなことができるのか、表現の方法やこれから生み出していくアイディアを拡げるきっかけを与えることが出来たのではないでしょうか。
そして学生たちに、自分たちの考えたアイディアの種が「社会」に対してどのように展開をしていったら良いかという、ブラッシュアップしていく方法を伝えられたこと、また、今学校で学んでいることがどのように仕事に繋がるのか、同じ道を通って来た卒業生の話を聞くことにより、自分の将来のビジョンが見える良い機会だったと思います。
今回は、アイディアまでで終わってしまいましたが、今後はアイディアにとどまらず開発まで一緒に行えたらと考えています。