今回、デジタル作画を導入しアニメーションを制作しましたので、そちらのお話を少し。
アニメーションしたのがこちら。
私は今まで、紙で描くアニメーションが多かったのですが、今回はデジタル作画を使ってアニメーションを作ってみました。
デジタル作画は、
紙やペン、ライトテーブルなどの道具の準備をする必要がないということはもちろんのこと、手描きアニメーションとは異なり、簡単に何度も線を書き直すことや、動きを描いたそばからすぐに確認することが可能です。
そしてそれは、紙とPCとの行き来の過程がなくなるため、工程を少なく済ませることができます。(作業の効率化、ペーパーレスになります)
何度も動きのトライアンドエラーができることは、動きを作るうえでとても助かる点であり、紙に戻って描き直すという、紙とPCの行き来にかかっていた分の時間を制作に力を入れることができました。
デジタル作画を使う際、
私は、デジタルで絵を描くことが慣れていなかったため、果たしてPC上できれいなラインを描くことができるか不安でした。
けれども、昨今のソフトは線の補正をしてくれる機能があり、簡単にきれいなラインを引くことができます。
髪の毛などの流れる線は、こちらの補正機能でとてもスムーズに描くことができました。
補正なしの線
補正ありの線
また、デジタルの場合、画を複製することも簡単にできますし、
目や髪の毛など部分的に選択して拡大縮小をはじめ角度や位置を動かすことができるため、ゼロから描き直さずとも、ちょっとした調整を簡単にすることができます。
手描きアニメーションは手描きアニメーションでのメリットがあります。
しかし作画過程においての効率のアップとしては、デジタル作画は助かる点が多いと感じました。
もっと使いこなすことができれば、より速くクオリティをあげることができると思います。より良いもののために、精進したいと思います。