Makery Blog

西麻布のクリエイティブラボ「Makery」でテクノロジーとアイデアをこねています。

キョロちゃんのバーチャル工場見学 CG制作篇

f:id:bbmedia:20170428183247j:plain

 

テクノロジープランニング部門モーショングラフィックスデザイナー楊です。

 

チョコボールの製造過程をVRで見学できる「キョロちゃんのバーチャル工場見学」をフルCGで制作しました。

現在話題になっているVR作品のCG制作を解説します。

 

 

 

本作ではCinema4D、Octane、3dsmax、Vray、Phoroshop、AfterEffect,Unityなどの

ソフトウェアを使用しています。

 制作手順については

1仮の空間モデル→2カメラワーク3尺調整→4モデリング詰め作業

5キャラクターアニメーション→6コンポジット7アプリケーション出力

 

まずは、仮の環境ベース制作

360映像なので、カメラが映らないところも作らないといけません。バレが無いように、シンプルなボックスと円柱を使用し、仮の空間を作っていきました。

f:id:bbmedia:20170526164005j:plain

 

次に、カメラワークを制作します

酔いだけではなく圧迫感や蒸れなどの問題で、VRヘッドセットを長時間装着しつづけること自体が厳しいので、体験時間を長くせず、適切な尺を検討し最終的に100秒に調整しました。

VRコンテンツを制作している側は、自分が作っているカメラの動きに慣れ、まったく酔わなくなってしまいます。

「被験者」を探して、どれくらいが酔いやすいか、酔うポイントがないかを社内の人に体験してもらい、チェックするようにしました。

f:id:bbmedia:20170526164902j:plain

 

さらに、3Dモデリングの詰め作業を行います

CGデザイナーに空間のイメージを共有してもらうため、イメージボードを描きました。

f:id:bbmedia:20170526165026j:plain

f:id:bbmedia:20170526170706j:plain

f:id:bbmedia:20170526165309j:plain

 

f:id:bbmedia:20170526170426j:plain

 

 

そして、詰めたモデリングを仮の空間に配置していきます

f:id:bbmedia:20170526165631j:plain

 

 

アニメーションとマテリアル、ライディングを付けていきます

f:id:bbmedia:20170526165905j:plain

 

 

より立体感を感じさせるために、両目の視差を付けて、二画面に出力しました

(イベントの納期に合わせて、ギリギリまでレンダリングとコンポジットしました。)

f:id:bbmedia:20170526170004p:plain

 

いろいろ今までなかった問題が出てきましたが、一つ一つ解決していきました。

いい経験になったと思いました。